端末代と通信料をコミコミにしたプランは、他社では「Y!mobile」「UQ mobile」「FREETEL」「楽天モバイル」などが提供していて、これらに追随した形になるのですが、IIJ MVNO事業部 MVNOセールス・プロモーション部 副部長の今井健氏によると、他社が始めたからというよりも、あくまでユーザーの動向を見て判断したということです。「2~3年前は、Webでいろいろな情報を仕入れて、自分に一番合うであろう通信サービスを選んでいる人が大半だったが、ここ1年~半年ぐらいの流れを見ていると、そうでない人たちも買いに来ている。特にここ半年で、スマートフォンとSIMをセットで買う比率が3~4倍に高まった」と今井氏です。セット端末の購入者は「音声SIMと音声定額を一緒に申し込む率が高い傾向にある」(今井氏)ということです。そこで「セット端末の購入者は月の容量やオプションもセットにしてほしいと考えている」という仮説を立て、SIMや端末を個別に買う人ほどリテラシーの高くない層に向けて、今回のコミコミプランを導入したのです。