NECモバイルのケータイ事業、NEC本体に譲渡

日本電気(NEC)は、携帯電話端末事業を手掛ける子会社のNECモバイルコミュニケーションズ(NECモバイル)から、2016年3月1日付けで事業を譲り受けます。NECは、運営効率化を図り、事業を継続する方針としているのです。今回の体制変更によって、NECモバイルが手がけているフィーチャーフォンを中心とした端末事業は、NEC本体が譲り受けることになります。NECは携帯電話事業の見直しを2013年7月に決定して、スマートフォンの新規開発を中止するなど段階的に縮小してきました。「この結果、現在では独立会社として運営するには非効率な事業規模となった」ということで、NECモバイルの事業を本体が吸収する形になったのです。NECモバイルの資本金は約4億円で、2014年度の売上高は約230億円、端末出荷台数は約75万台。2015年11月末時点での従業員数は約30名となっているのですから、この処置も仕方のないことといえるかもしれません。端末事業は「基本的には終息」という方向になるそうです。2013年から段階的に縮小してきた事業の見直しが最集段階に入っているということで、終息させる時期については「未定」とするにとどまっています。
 

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