インクジェット出荷台数増–印刷ニーズ喚起が鍵に

インクジェット市場全体の出荷台数は、前年同期比8.2%増の83万7000台です。市場全体の8割以上を占めているインクジェット複合機(MFP)は前年同期比10.9%増と、ここ3年で一番高い成長率を示した。インクジェットプリンタは同4.7%減となりました。IDCによると、インクジェット全体市場は、2014年第2四半期以降、マイナス成長が続いていたのですが、インクジェットMFPの出荷台数の増加により、2017年には第1四半期(1~3月)、第2四半期と継続してプラス成長に転じているのです。一方で、印刷のニーズが低下している状況に変化はなく、情報の閲覧、保存、共有には、紙の代替手段としてスマートフォンやタブレット、クラウドが利用されています。このため、IDCでは、2017年第1四半期/第2四半期のプラス成長の理由については、市場減少に歯止めがかかったのか、あるいは底を打ったのか、さらにプラス成長は買い換え需要が集中した一時的なものか、などを判断するために、第3四半期(7~9月)の状況を注視する必要があるとしています。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>