電力の次は金融サービス、2016年は「ライフスタイル戦略」で攻めるau

2月17日、auは「auのほけん・ローン」を発表し、auブランドで本格的に金融関連の事業に乗り出すことを明らかにしました。発表会では、説明を行ったKDDI代表取締役執行役員専務の高橋誠氏が、auの新たな戦略について語っています。2012年、KDDIは「3M戦略」を発表し、「マルチユース」「マルチネットワーク」「マルチデバイス」という3つの“M”にあわせた事業を展開してきました。まずはau IDを導入して、コンテンツ使い放題サービスの「auスマートパス」を採り入れてスマートフォンの利用を図って、スマートフォンが普及し始めると有料サポートに注力するなど使いこなせる環境とスマホ向けサービスの拡充に注力したのです。そして2014年に始まったのが決済サービスで3M戦略第三弾の取り組みである「au WALLET」です。その累計枚数は1810万枚を超えて一定の規模にまで成長しました。こうした流れは普及するスマートフォンを土台としつつ、au IDを通じてユーザー1人1人とサービスを連携しやすくし、さらにau WALLETによって「携帯電話を利用すると還元がある」「ショッピングに繋がる」とリアルとの連携をはかってきたものです。今回の「auのほけん・ローン」は、人口の減少局面を迎えつつ、一人暮らしが増えたり、核家族で暮らす、あるいは二世帯・三世帯で同居するなど、人々の生活がひとくくりにできない中で、多様化するライフスタイルにマッチするサービスを展開するというauの新たな取り組み「auライフデザイン戦略」にあわせたもの、と位置付けられています。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>